夜眠れません。不眠症でしょうか?
もう10年以上前からなのですが、夜10時頃に寝ても3時間おき位に目が覚めてしまいます。寝る時間をずらしても変わりはありませんでした。特に仕事のある平日の夜は何度も目が覚めてしまうので朝体がとてもだるく機嫌が悪いです。なので毎日会社に行くのがとても大変です。
一度心療内科で睡眠薬をもらった事があり、それを飲むとよく眠れましたが眠れない時もありました。
なるべく薬に頼らずに眠れるようになりたいのですが何か方法がありますか?
3時間おきくらいに目が覚めるということは、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間が短くなり、レム睡眠(浅い睡眠)の時間が長くなっていると考えられます。
その場合、セロトニンが睡眠に非常に影響しています。
セロトニンの効果は大きく、研究で7割以上の人が不眠解消の効果があったと報告されています。
◆セロトニン(脳内神経伝達物質)が不足すると不眠の状態になります。
セロトニンは、簡単に言うと「心を癒す・心のやすらぎを作る・ストレスを感じないようにする」物質です。
セロトニンの研究は、近年、進歩し、精神的な病気の人だけでなく、健康な人たちには「癒しを体験し、ストレスを感じないような体質作り」をしてもらおうと、注目されています。癒しは睡眠のトラブルも解決します。
セロトニンの原料は、トリプトファンというアミノ酸です。トリプトファンは、体内でセロトニンに変化します。
★トリプトファンだけではセロトニンにならず、ビタミンB6が必要です。ビタミンB6を多く含む食べ物は下に書きます。
トリプトファンを多く含む食べ物・飲み物を書いてみます。数字は(食品 100 g あたり)のトリプトファンの含有量です
○バナナ 10mg ・豆乳 53mg・ 牛乳 42mg・ヨーグルト 47mg ・プロセスチーズ 291mg・ひまわりの種 310mg・アーモンド 20mg・肉類 150~250mg ・糸引納豆 242mg・すじこ 331mg・たらこ 291mg・白米 89mg・そば 192mg
セロトニンの情報です。良かったら見られてください。
http://www.geocities.jp/blueninspirit/serotonin.htm
ビタミンB6→鶏むね肉、鶏レバー、牛レバー、豚レバー、赤ピーマン、バナナ、大豆、玄米、さけ、まぐろ、いわし、さば、かつお、さんま、にんにく
◆ほとんどの場合、セロトニンだけで不眠は解決できますが、念のため、不眠に関係のあることをお書きします。
◆心を落ち着かせる・良く眠れるビタミン・ミネラルと砂糖の情報を書いてみようと思います。
・過剰な砂糖→インスリンの過剰分泌→低血糖症
低血糖症になると、イライラし、カッとなりやすくなります。精神が不安定になります。
・カルシウムの不足→イライラ、過敏。不眠の状態になります。神経が異常になり、顔がピリピリ痛み、けいれんも起りえます。
カルシウムを多く含む食べ物→牛乳、ごま、納豆、ししゃも、ヨーグルト、ひじき、小松菜、モロヘイヤ、カブの葉
・ビタミンB1の不足→協調性が失われ、共同生活ができなくなり、不眠の状態になります。
ビタミンB1→豚ロース肉、牛ヒレ肉、鶏レバー、うなぎ、たらこ、真だい、さけ、いんげん豆、ほうれん草、玄米、大豆、落花生、ごま
・ナイアシン(ビタミンB群の1つ)ナイアシンは精神を安定させます。
ナイアシン→落花生、牛ロース肉、牛レバー、豚レバー、豚ロース肉、鶏むね肉、かつお、さば、いわし、たらこ
・ビタミンB12の欠乏→神経に障害を生じます。不眠の状態になります。
ビタミンB12→豚ロース肉、豚レバー、牛レバー、鶏レバー、牡蠣、あさり、しじみ、はまぐり、たらこ、すじこ、焼きのり(牡蠣、鶏、レバーは、取り過ぎに注意してください。牡蠣は亜鉛の摂り過ぎになります。牡蠣は5個以内にしてください。鶏レバーはビタミンAの摂り過ぎになります)
・マグネシウム、亜鉛、マンガンの不足→思考力の低下。精神の不安が生じ、不眠の状態になります。
(マグネシウム→するめいか、あさり、ひじき、カシューナッツ、大豆、きなこ、ごま、さつまいも、じゃがいも)
(亜鉛→牡蠣、大豆、牛もも肉、豚レバー、ごま、そら豆、大豆、高野豆腐、納豆、アーモンド)
(マンガン→シナモン、玉露、干しずいき、モロヘイヤ、青のり、高野豆腐、アーモンド、さつまいも、れんこん)
・ビタミンCは疲れを取り、精神状態を軽快、活発にします。
ビタミンC→アセロラジュース、ブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、トマト、グレープフルーツ、オレンジ、柿、じゃがいも
ご質問者様がぐっすり眠れることを願っています。
精神的ストレスと長年の疲労蓄積による不眠症だと思います。
10年以上前からその調子だと大変でしょう。
まず心療内科では無く、精神科にかかることをおすすめします。
心療内科よりも薬の種類が多く、専門分野であって、医者も質が高いからです。
薬に頼らず治まる方法などありません。
今の状態を放っておくことは出来ません。
まず睡眠薬や安定剤は年単位で徐々に本当の効果が表れてくるものなんです。
一時的に飲んですぐに効いてきたからと言ってやめてしまうのは間違いです。
効き目が表れるまで、安定するまで、飲み続けないと意味がありません。
ちゃんと医者と相談して、もう一度薬を処方してもらわないと今のままだと非常に危険です。
心療内科の薬を自分の世間体だけで考えずに、大事なのは自分自身を守ることです。
これから病院に通院することで、良くなったり、悪くなったり、色々とあると思います。
それでも医者の指示に従って、個人主観で物事を考えずに、まずは精神科に相談してください。
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